教員の目指すところ
えらい大風呂敷を広げたようなタイトルですが。
今日で教員生活7年目が終わりました。
明日から8年目が始まります。
これまでに卒業生を2回送り出しました。
明日からは6年ぶりに担任を持ちません。
共に3年間駆け抜けた仲間が異動しました。
最近、卒業生とゆっくり話をする機会がありました。
担任をしていた時に訳あって退学した生徒が編入学するにあたり、お礼の手紙をくれました。
こんな節目の時頃なので、最近、(高校)教員の目指すところは何か、自分は生徒にどんな人物になって欲しいのかと考えることがよくあります。
採用試験の時なんかは、志望理由として「自律できる生徒を育てたい」なんてことを一丁前に言ってました。それは今も変わらず持ち続けているのも確かです。
けど教員として、そしてより生徒と密に接する担任として、自律よりも大事なことがあるような気がしてきました。
編入学という新たな一歩を踏み出した生徒の手紙には、大まかに言うと、こんなことが書いてありました。
自分の価値は、他人が決めるものではない。自分で決めるものだ。
自分の価値は、現在だけで決まるものではない。将来決まるものだ。
そう言ってもらえて嬉しかった。
家庭訪問した時にそういった旨のことを僕が言って、そのことを覚えていてくれたようです。自分が掛けた言葉、持った関わりが時間を経てその生徒の背中を押し、新たな一歩を踏み出す一助になれたようで嬉しく、安堵しました。
この手紙を受け取って教員の目指すべきところが少し分かった気がします。