Eテレ『7人の小さき探究者〜変わりゆく世界の真ん中で〜』
このの記事は普段なら通り過ぎる駅近くの喫茶店で書いています。午後の会議に参加するために電車に乗って通勤していたところ、人身事故で不通になりちょうど時間ができたのです。
以前にFacebookで目に留まり気になっていたNHK Eテレのドキュメンタリー番組『7人の小さく探求者〜変わりゆく世界の真ん中で〜』を見ました。
舞台は宮城県気仙沼市の小泉小学校。今年の2月〜3月にかけて当時の小学6年生たち7人が対話(p4cと呼ばれる手法、"philosophy for children"の略)を通して自分たちや大人たちと向き合う様子を追ったドキュメンタリーです。
このp4cを研究しているのが宮城教育大学のようで、HPに実践報告が掲載されています。また後日じっくり読もうと思います。
それにしても(彼らから見たら)自分も大人として、彼らの考え・言葉が胸に突き刺さりました。
「子どもの意見も聴いてほしい」
「相手・他人のことを考えない大人が多い」
「あなたは今何ですか?」
などなど。胸をえぐられるような感覚でした。
このドキュメンタリーの撮影はちょうど、全国一斉の臨時休校という政治的決定がなされた瞬間を撮影をしていたので、子どもたちの受け止め方やショックの受け方を克明にフィルムに残しており、本当に胸が締め付けられる思いになりました。
子どもたちは、大人が思っている以上に、考えてるし、意見を持つことができる。このドキュメンタリーを見て改めて感じました。大人・教員はもっと子どものことを信頼すべきですね。
COVID-19の渦中で休校・自宅待機を余儀なくされており、まだ顔すら合わしていない生徒たちが今何を感じ、何を考えているのか気になります。学校再開後、こういう活動をしてみたいなぁ。
冒頭でこの記事は電車が不通の間に書いてると言いましたが、子どもたちが相手・他人を労ったように、人身事故に遭われた方に思いを馳せず、「ちょうど時間ができた!」と思ってしまった自分を恥じます。
このドキュメンタリーは4/25(土)23:59までNHKプラスで見ることができます。おすすめです。