紺珠

手で撫でると記憶が蘇るという紺色の玉

Google Formsで自動的に指定時間で回答を締め切る方法

職場でもG Suite for Educationが導入されて、Google Formsを授業などで使う場面が増えてきました。

今回は、Google Formsで自動的に指定した時間が来たら回答を締め切るようにできる設定を試したみたので覚え書きです。

 

1. Formsの編集ページの右上にある「︙」をクリックし、「スクリプトエディタ」へ。

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2. 以下のスクリプトを貼り付けて、「***」の部分には編集しているFormsのURLを貼り付ける。

function closeFormAcceptance() {
var myForm = FormApp.openByUrl("***");
myForm.setAcceptingResponses(false);
}

f:id:blogkonju:20210217135220p:plain

 

3. 左側の時計マークをクリックし、右下の「+トリガーを追加」をクリックする。

f:id:blogkonju:20210217135428p:plain

 

4. 「イベントのソースを選択」では「時間主導型」を、「時間ベースのトリガーのタイプを選択」では「特定の日時」を、そして任意の日時を入力して、保存を選択する。

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これで確かに指定した日時を超えると回答の受け付けを終えていました。

新しい学びは楽しい。

英文法と洋楽

今年度は久々に英語表現の授業を担当しました。

なるべく洋楽を使いながら新しい文法事項を導入しました。

今回は授業で使った洋楽を今後のために記録しておきます。

 

1. "Wasted Nights" by ONE OK ROCK


ONE OK ROCK: Wasted Nights [OFFICIAL VIDEO]

 

時制の導入として使いました。ONE OK ROCKは高校生にも人気ですし、映画『キングダム』の主題歌として使われいたので、反応は良かったと思います。

ただまだこの頃はどのように洋楽を導入するか試行錯誤だったので四苦八苦していた記憶があります。

We’ll think about tomorrow when the sun comes up.(未来表現と時を表す副詞節の時制)

'Cause by this time tomorrow, we’ll be talking ‘bout tonight.(未来進行形)

 

 

2. "Haven't Met You Yet" by Michael Buble


Michael Bublé - Haven't Met You Yet [Official Music Video]

 

完了形の導入として。こちらもクラフト・ボスのCMとして使われていたので、またアップテンポなので聴いていて楽しいので。

I just haven’t met you yet. (現在完了形)

 

 

3. "Photograph" by Ed Sheeran


Ed Sheeran - Photograph (Official Music Video)

 

助動詞の導入として。 歌詞の内容とMVが少し合致しなくて少し生徒が混乱した記憶が。まあ歌詞の解釈によりますが。できるなら歌詞の解釈について議論したいですが、なかなか時間的にもクラスタサイズ的にも難しいですね。

Loving can hurt sometimes.

When it gets hard, you know it can get hard sometimes. 

 

 

4. "You can't hurry love" by The Supremes


The Supremes: You Can't Hurry Love - Original (Take 1)

 

不定のいろんな用法が入ってて素晴らしい。テンポが良く歌詞も簡単なので生徒も気に入った様子だった気がします。Phil Collinsがカバーしたものもあったけど、こちらの方が聞き取りやすかったので。

I need love, love to ease my mind(副詞的用法)

I need to find, find someone to call mine(形容詞的用法)

How many heartaches must I stand before I find a love to let me live again?

などなど

 

 

5. "It's a beautiful day" by Michael Buble


Michael Bublé - It's A Beautiful Day [Official Lyric Video]

 

動名詞不定の導入として。授業で使ったMVが消えている…これも朝の情報番組で使われていた記憶があり。生徒も知っているみたいでした。

It’s a beautiful day and I can’t stop myself from smiling

And I know there's no denying

Even if it started raining, you won't hear this boy complaining

 

 

6. "Happier" by Ed Sheeran


Ed Sheeran - Happier (Official Music Video)

 

比較級の導入として。しかし失恋ソングを選ぶ確率がどうも高くなる… 

You look happier

I saw that both your smiles were twice as wide as ours

I know I was happier with you

 

 

7. "Don't wanna know" by Maroon 5


Maroon 5 - Don't Wanna Know ft. Kendrick Lamar (Audio)

こちらも比較(特に The more SV, the more S'V')の導入として。この比較表現が入った歌詞が入った曲を見つけるのに苦労しました。そしてまたしても失恋ソング。

こちらも授業で使った公式MVがヒットしない。けどあのMVは意味不明で後半はちょっと高校生には不適切やったので見せていません。Adamの声は甲高くてちょっと聞き取りづらかったよう。

The more I drink, the more I think about you.

Is it better now that I'm not around? 

 

 

 

ここからはこれから扱う仮定法で使いたい曲の候補です。

-"A thousand miles" by Vanessa Carlton


Vanessa Carlton - A Thousand Miles (Official Video)

 

仮定法過去の導入。中学の時にFMでめっちゃ流れてましたね。イントロのピアノは超印象的やし、ぜひ今の高校生にも聴いてほしい一曲。

If I could fall into the sky, do you think time would pass me by?

'Cuase you know I'd walk a thousand miles if I could just see you tonight 

 

ONE OK ROCKのボーカル・Takaのカバーも素晴らしい。(なぜかワンオクの公式動画がヒットしない…はてなの検索が悪いのかな。)


[Vietsub] ONE OK ROCK - A Thousand Miles (acoustic cover)

 

 

-"Tears in heaven" by Eric Clapton


Eric Clapton - Tears In Heaven (Official Video)

 

これも仮定法過去の導入で使いたい。生きるレジェンドですからね。ただちょっとしんみるする曲やからなぁ。

Would you know my name if I saw you in heaven?

Would it be same if I saw you in heaven? 

 

 

-"Change the world" by Eric Clapton


Eric Clapton - Change The World (Live Video) | Warner Vault

 

同じEric Claptonならこちらの方が雰囲気は上がるかな?CMでも使われてて聞き覚えがあるかもですし。 しかも何度も仮定法過去が登場して素晴らしい。(どうやら最近は演奏もままならないみたいで心配です。)

If I could reach the star, I'd pull one down for you.

I would be the sunlight in your universe, you would think my love was really something good, baby if I could change the world.

If I could be a king even for a day, I'd take you as my queen, I'd have no other way, and our love would rule the world we had made.

 

仮定法過去完了の導入にいい洋楽はあるかなと探し中。

単語ゲーム

今回は盛り上がりつつ、生徒の語彙力をつけるのに助けとなるゲームを紹介します。
 
もともとは自分が高校時代に長期留学してホームステイをしている時にホストファミリーとよくしていたゲームで、名前は "Boggle"です。
 
ルールは簡単。各面にアルファベットが書かれたサイコロ25個を振って、出たアルファベットをつなげて語を見つけるというもの。
アルファベットは隣り合っている必要がありますが(上下左右だけでなく斜めもOK)、進む方向は上下右左斜めなど関係なし。
2文字の語はなしで、3文字以上のもの。文字数が多ければ多いほど、点数も多くなり、3分で見つけた合計点が高い人が勝ちです。
 
細かいルールは地域などによっても違うかもしれません。実際、ALTが知っているルールは少し違っていました。 

 

授業では、

  1. 英語でルールを説明する→ペアでルールを確認
  2. 生徒に振ってもらう
  3. 書画カメラで黒板に大きく映し出してゲームスタート
  4. 3分経てば書き出した語をペア同士でチェックさせる
  5. ポイントを数える
  6. 最高得点の生徒に見つけた語を紹介してもらう

味噌となるのは4番のペア同士のチェックと6番の全体共有です。

でたらめに語を書く生徒もいるので(推測する力にはなるかも)、見知らぬ語があれば必ず互いで辞書まで確認するように指示しています。

最後の6番をしないとこのゲームは単なるお遊びで終わってしまいます。最高得点の生徒はたいてい語彙が豊富にあって、且つ柔軟なものの見方ができるので、全体で共有すればみんなが「あ〜なるほど!」「そんなものあるのか!」と新たな学び・気づきの時間になります

普段はあまり目立たない生徒が脚光を浴びることもあるので、クラス全体にいい刺激になることも。

 

10分程あればできるので、スキマ時間にも手軽にできて、生徒も楽しみながら語彙を磨けるのでおすすめのゲームです。