紺珠

手で撫でると記憶が蘇るという紺色の玉

単語ゲーム

今回は盛り上がりつつ、生徒の語彙力をつけるのに助けとなるゲームを紹介します。
 
もともとは自分が高校時代に長期留学してホームステイをしている時にホストファミリーとよくしていたゲームで、名前は "Boggle"です。
 
ルールは簡単。各面にアルファベットが書かれたサイコロ25個を振って、出たアルファベットをつなげて語を見つけるというもの。
アルファベットは隣り合っている必要がありますが(上下左右だけでなく斜めもOK)、進む方向は上下右左斜めなど関係なし。
2文字の語はなしで、3文字以上のもの。文字数が多ければ多いほど、点数も多くなり、3分で見つけた合計点が高い人が勝ちです。
 
細かいルールは地域などによっても違うかもしれません。実際、ALTが知っているルールは少し違っていました。 

 

授業では、

  1. 英語でルールを説明する→ペアでルールを確認
  2. 生徒に振ってもらう
  3. 書画カメラで黒板に大きく映し出してゲームスタート
  4. 3分経てば書き出した語をペア同士でチェックさせる
  5. ポイントを数える
  6. 最高得点の生徒に見つけた語を紹介してもらう

味噌となるのは4番のペア同士のチェックと6番の全体共有です。

でたらめに語を書く生徒もいるので(推測する力にはなるかも)、見知らぬ語があれば必ず互いで辞書まで確認するように指示しています。

最後の6番をしないとこのゲームは単なるお遊びで終わってしまいます。最高得点の生徒はたいてい語彙が豊富にあって、且つ柔軟なものの見方ができるので、全体で共有すればみんなが「あ〜なるほど!」「そんなものあるのか!」と新たな学び・気づきの時間になります

普段はあまり目立たない生徒が脚光を浴びることもあるので、クラス全体にいい刺激になることも。

 

10分程あればできるので、スキマ時間にも手軽にできて、生徒も楽しみながら語彙を磨けるのでおすすめのゲームです。