紺珠

手で撫でると記憶が蘇るという紺色の玉

"グルグルメソッド"で気を付けること。

授業記録。覚え書きです。

先週は音読テストとして"グルグルメソッド"を実施。グルグルは私が大学院生時代に靜先生の集中講義で、またその後も靜先生のワークショップでも、生徒側として経験済みです。また夏の希望者講習でも行ったこともあります。

しかし今回のように、"40名✕50分授業"という条件下では初の挑戦。改善点も見えたので書き残しておきます。

 

前時にたっぷりと音読練習をし、また本時でも最初の10分は音読練習をしました。

残りの40分間はグルグル。①生徒が机を動かして円を作ると時間がかかる、また、②身体的に要配慮生徒もいる、という2つの理由で、生徒は普段通り机に座り代わりに私がグルグル巡回しました。(これけっこういい運動になりますね!(^_^;))

 

良かった点

  • 合格を出すと、「よっしゃ!」という声が続々。達成感があったみたいです。
  • 1学期からしつこく注意してきた発音もだいぶ改善が見られました。特に語尾のnと不要な母音の挿入。
 
改善点
  • 自分の番が回ってくるまで練習していない生徒がいた。

おそらく原因は、①1回あたりの語数が少なかった、②練習時間を十分に取った、③机の間を回ったので円型よりもグルグル回るのに時間がかかった、かなと思います。

②の練習時間をしっかりと取るのは必要ですが、①に関しては次回はもう少し長くしようかなと。③に関しては、円型は机・椅子を移動させるのに時間がかかりますが、机・椅子を移動せずにグルグルすると円型よりも一周するの時間がかかる。床に置いてる荷物をどかせれば多少は時間短縮になるかもしれませんが。

 

 

生徒からの評判は上々。合格をあげると「よっしゃー!」という声もよく聞こえ、達成感があったようです。

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昨日のお座敷で初任者の方々にお伝えしたかったけどお伝えできなかったこと。

昨日行われた2015年度採用の初任者の先生方へのお座敷("プレナビ" という名前)は、時間はカツカツでしたが、何とか無事に終わりました。同じく講師・ファシリテーターを務めた若手教員の先生方とも仲良くなれました。

 

やはり皆さん4月からの教員生活に向けて、期待や楽しみよりも不安や心配事が多いようでした。ざっくりとカテゴリー分けすると、教科指導、生徒指導、保護者対応が多かったです。採用2年目の私ですら、全てにおいて不安を感じながら手探り状態で日々過ごしているので、採用前の方々にとっては尚更ですよね。私も個人の体験を交えながら、アドバイスをさせて頂きました。残念ながら時間の関係で保護者対応のアドバイスで1つお伝えできなかったことがあるので、ここに書いておこうと思います。

「保護者対応」というと、悪いイメージを引き起こします。例えば、生徒・生活指導に関する電話を保護者に入れる、保護者からの要望・クレームに対応する、などなど。きっと保護者の方も学校や担任から何か連絡があれば、嫌な予感しかせず「悪い報告」というイメージが強い思います。

そうではなくて、"生徒の頑張りを保護者を電話で伝える"というのを時々しています。例えば、「◯◯さんは修学旅行の実行委員になって頑張ってくれています」とか「◯◯君は合唱コンクールに向けてパートリーダーとして男子を引っ張ってくれています」とか。その話から発展して、家庭での様子とか最近の悩みとかを共有できたらもっと良いです。そして、やっぱり親は自分の子どもが頑張っているのを褒めれると嬉しいと思いますし(まだ子どもはいないから確信はない)、そこから保護者との信頼関係を築けていけるはずです。一番少ない場合、保護者の方とお話できるのは年2回ある三者面談だけということもよくありますし。

今年度は残念ながら学級日誌を書くことはできませんでした。学級日誌なら全員に行き届きますが(生徒が保護者に渡すかどうか怪しいですが)、Wordで作成しクラスの人数分を印刷するのは少し時間がかかる(と思う、まだ発行したことがないから分からぬ)。それよりも保護者に1本電話入れる方がまだ時間的にも短くて済みます。けど来年度こそは"月刊"学級日誌でもいいので挑戦したいなと考え中です。

 

さてこれから府下の国際関係学科の生徒たちが集まり、暗唱やスピーチを披露する会の付き添いに行ってまいります。これまでの努力の成果を存分に発揮してくれると期待しています。

"シャトルラン"で気を付けること。

今日の授業記録。覚え書きです。
 
有嶋先生がつい先日にブログで紹介されていた、「ディクトグロス」と「シャトルラン」を今日の授業で挑戦してみました。 
 


走っちゃう? Dicto-Run = dicto-gloss + shuttle run - arishima.info

 
ディクトグロスはこれまでも授業でしていたので問題なかったのですが、初実戦のシャトルランでは盲点が。
 
A4の紙に英文を4分割したものを印刷して教室に貼ったのですが、「字が小さすぎると見づらいやろな〜」と思い、フォントを最大限大きくして印刷したんです。そしたら、紙が近くに貼られているグループは座ったままでも英文が見えるので、横着してその場に座ったままで解答を書き写していました…
 
生徒の為と思い文字を大きくしたのですが、結果として一部の生徒にとっては為にならない活動になってしまいました。なので今日の教訓。シャトルランの解答はフォントを大きく印刷しないこと』でした!
 
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