広島・長崎 一人旅
8/13から8/16まで広島と長崎へ一人旅して来ました。
恥ずかしながら今まで被爆地へ訪れたことがなかったので"使命感"のようなものに駆られ、また次のレッスンは二重被爆はテーマなので事前学習のため、そして長崎で8/15に行われる精霊流しを見るためです。原爆や被爆者が出てくるレッスンをする前に両地に足を運んで良かったです。
道中で撮影した写真と動画をTwitterに載せたので、それらを転載しながら一人旅を振り返ります。
まずは広島市。
続いて長崎市。
天候には恵まれませんでしたが、山口彊さんの痕跡を辿りながら広島・長崎を巡れて良かったです(精霊流しも超楽しかったし)。
ここまで1つのレッスンにガッツリと時間をかけて教材研究(旅行というお楽しみ要素も含まれてはいるが)をしたのは初めてでした。
実際に主人公が壮絶な経験をした場を自ら体感することにより、それまで単なる文字列でしかなかった教科書のレッスンや関連資料(一番下の載せてあります)がリアリティのあるものと化し、レッスンに対する思い入れが強くなりました。
思い入れが強くなった分、どのように授業で昇華するかは悩ましいところではあります。
二重被爆: ヒロシマ ナガサキ 2つのキノコ雲の下を生き抜いて
- 作者: 稲塚秀孝
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2014/01/15
- メディア: 単行本
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若い教師は…(再編)
いわゆる「最近の若者は…」論ではありません。
私の祖父も教員をしていました。そんな祖父は私が教員になるにあたり、色んなアドバイスや推薦図書をくれます。
今回はその中から、祖父の元同僚(小学校?)で今は大学で教職課程を担当されている方が祖父へ送った手紙に書かれたいたことを紹介しようと思います。
題して『「若い教師は」50箇条』です(名前は勝手に命名しました)。
この50箇条は教職課程の講義で学生に配布したハンドアウトに載せたもののようです。全て「若い教師は」で始まり「…する。」で終わり、この方によれば「23歳で教壇にたってから30歳位までの間に実践したこと、感じたことをアトランダムにメモした」らしいです。
既に35〜40年前のことなので現代に合わないものもあります。しかし、いつの時代の若手教師にも当てはまるものも多々あると思います。もしこれらを少しばかり心に留めておけば何かの参考になるかもしれない。そう思い、今回ブログで取り上げることにしました。
- 若い教師は、朝起きた時、一日のスケジュールを確認します。
- 若い教師は、夜寝る時、明日のスケジュールを頭の中に描きます。
- 若い教師は、登校するのが楽しみであり、喜びです。
- 若い教師は、よく動くので朝食をたくさんとってから出勤します。
- 若い教師は、一流社員と心得て、服装・頭髪には気を配ります。
- 若い教師は、職員室に朝一番に入ります。
- 若い教師は、朝一番に生徒よりも先に自分の教室に顔を出します。
- 若い教師は、子ども達にこちらから「おはよう」と声をかけます。
- 若い教師は、たばこ煙る職員室よりも教室が好きです。
- 若い教師は、教室よりも校庭や野原が好きです。
- 若い教師は、チャイムが鳴ると教室に立っています。
- 若い教師は、子どもたちが好いてくれているかどうかを気にします。
- 若い教師は、教えたことが理解されないと、自分の教え方がうまくないのだろうかと悩み、指導法の勉強をします。
- 若い教師は、子ども達の言うことにしっかり耳を傾けてよく聞こうとします。
- 若い教師は、だから子ども達が何かできると子ども以上に喜びます。
- 若い教師は、「先生!」と呼ばれることを嬉しく思い、反面戸惑いと照れ臭さを感じます。
- 若い教師は、しかし、子ども達が怠けたり悪い事をすると顔を真っ赤にして本気で怒ります。
- 若い教師は、本気で怒って帰したあと、"きつかったかな"と反省し、その日のうちに励ましの声をかけます。
- 若い教師は、他の教師の授業に自分にないものを見出そうとします。
- 若い教師は、子どもの間に塾の先生の話だ出ると、やきもちを焼きます。
- 若い教師は、TV、まんが、歌謡曲、スポーツなどの話題をよく知っています。
- 若い教師は、子どもと一緒にスポーツをしたり、歌を歌ったりします。
- 若い教師は、また子ども達と同じ本を読んだり、自分の本を貸したりします。
- 若い教師は、色々な本を買いに行き、行きつけの本屋に借金をつくります。
- 若い教師は、だからいつも財布が軽いです。
- 若い教師は、テスト前後に周囲を気を使いながらも、放課後補充学習をします。
- 若い教師は、テスト問題作りに真剣に取り組みます。
- 若い教師は、テスト用紙の隅に一言励ましの言葉を赤ペンで書きます。
- 若い教師は、テストの採点を最優先し、次の時間には返します。
- 若い教師は、テストの結果を気にします。
- 若い教師は、通知簿の評定や初見を記入する時、心を痛めます。
- 若い教師は、夏休みなどの長期の休暇が退屈です。
- 若い教師は、夏休みに簡単な家庭訪問をクラス全員にします。
- 若い教師は、夏休みに自分の友達などと青春を謳歌し、自然に挑戦する機会を持ちます。
- 若い教師は、趣味を増やそうと何事にもトライし自らの体験を増やしていきます。
- 若い教師は、時代に取り残されまいと各種研修にも進んで参加します。
- 若い教師は、校区の話題に進んで耳を貸します。
- 若い教師は、どの保護者に対しても同じ態度で接します。
- 若い教師は、自分に納得できないことや認めるべきでないと考えて苦しみます。
- 若い教師は、放課後居残って通信や文集作りに、子どもと共に時を忘れることがあります。
- 若い教師は、だからよく腹が減ります。
- 若い教師は、だから机の片隅にラーメンの1〜2個を隠しています。
- 若い教師は、体が資本です。食事には栄養のバランスを考えます。
- 若い教師は、若さに自信があり、美貌にも自信があると思いがちですが、体力づくりにも励みます。
- 若い教師は、家に帰ってからも教材探しや明日の下準備に精をだします。
- 若い教師は、子ども達が家に遊びに来ることを喜びます。
- 若い教師は、日本一の学級を作ろうと夢を見、努力します。
- 若い教師は、若い教師をライバルにします。
- 若い教師は、素晴らしい家庭を作ろうと時には夢をみます。
- 若い教師は、親の恩を実感し始める年頃です。
- 【特番①】若い教師は、日本の宝です。
- 【特番②】教師の卵は、日本の、いいえ世界の財産です。
- 【特番③】先輩が全国で頑張っています。後に続こう!
今手元にその手紙を置きながら書き出していたのですが、これって「若い教師の心得」でもあり「若い教師あるある」でもあるかなと。12、13、16、20番あたりは私も「確かに!」と思いました。
夏休みに読みたい本
1年以上も更新してなかったのかと驚きです。新年度が始まってから疾風怒涛の日々です。生存確認の意味も込めて、というか備忘録代わりに夏休みに読みたい本をリストアップ。
2章まで読んだ。 相変わらず狸が可愛い。
生徒をテスト好きにする 6つのアイデア×8の原則で英語力がぐーんと伸びる! 英語テストづくり&指導アイデアBOOK (中学校英語サポートBOOKS)
- 作者: 正頭英和
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2017/04/05
- メディア: 単行本
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半分くらい読んだ。テスティングに関する専門書ではなく、タイトルにもある通りのアイデア集。正頭先生の本は見開きなのでスラスラ読める。
到着が遅れているみたい。早く読みたい。
最近はテスト関連本の出版が続きます。流行り?
推論発問を取り入れた英語リーディング指導―深い読みを促す英語授業
- 作者: 田中武夫,紺渡弘幸,島田勝正
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2011/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
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同類の「発問テクニック」を読んでけっこう参考になったのでこちらも。
春休みに「本日は、お日柄もよく 」を読んでハマった。
半分読み終えた。昔から当たり前と思われていることも科学的な説明が為されていて面白い。
88曲全作詞曲について語っている本。どこ曲から読んでも良し。読み応えあり。
こちらはまだほとんど読んでいない。
これくらい?また増えたら更新する。