紺珠

手で撫でると記憶が蘇るという紺色の玉

SETC&ASTEK3月例会に参加してきました。

入試業務に追われ、少し時間が経ってしまいましたが振返りを。

 

その前に、主催者であるanfieldroad先生もブログで例会のご報告をされています。

2014-03-09 - 英語教育2.0 ~my home, anfieldroad~

 

また、講師としてではなく、今回は一参加者としてお越しになっていた"家元"先生もブログで今回の例会を振り返られておられます。特に私ともう1人の話題提供者であるK先生が提供された話題「文法用語の利点と欠点」についてまとめられています。

Kyle's Kingdom: 文法用語の利点と欠点

 

お二人のブログで当日の様子はお分かり頂けるかと思うので、私からは今回SETC&ASTEKに参加させて頂いた目的とその振り返りを書こうと思います。

以前もこのブログでも紹介しましたが、同期採用の高校外国語(結局、英語科の先生だけの参加になりましたが)教員によるサークルを地元で立ち上げました。ところがサークルの運営のノウハウなど分からないことだらけなので、Twitterで普段からお世話になっていて、同じようなサークルを埼玉・春日部で月一で開催されているanfieldroad先生に見学させて頂こうというのが今回の訪問の目的です。

anfieldroad先生にはわざわざ例会の前に駅までご自慢のminiで迎えに来て頂き、(Jリーグの話や)サークル運営のお話をお聞きすることができました。また私も貴重なお時間を頂戴し、サークルに参加することの理由・目的を問うようなディスカッションテーマを設定し、参加者の皆さんにも議論して頂きました。それだけでなく、例会後には懇親会も開いて頂き例会の時間だけだけでは聞き切れなかったこともお聞きすることができました。

皆さんには本当に温かく迎えて頂き感謝申し上げます。ありがとうございました。

皆さんとのお話を通じて感じたことですが、このSETC&ASTEKという場は参加者の皆さんに居場所を提供している印象を受けました。少人数ですので、必ず自分の意見を口に出す機会がある。また他の参加者の意見も耳にすることができ、それを受けて自分の考えを更に深めることができる。そこには校種や教員歴の壁がありませんでした。中高大と校種は揃い、教員歴は0年から何十年までと幅広い。しかしそこには堅苦しい雰囲気はなく、逆に笑い声もよく聞かれました。

全く悪い意味はありませんが、程よい「緩さ」がそこには漂っていました。そもそも私が同期でサークルを始めようと思ったのも、研究会や学会ではできない、お互いの意見を素直に出し合い、切磋琢磨できる場所・機会が初任者研修が終わった後も欲しいと思ったからです。私が何となく理想として描いていたサークル像をSETC&ASTEKさんは体現されているように思いました。

驚いたのは、主催者で仕切り役であると私が勝手に思っていたanfieldroad先生は時間はそこまで厳密に区切っておらず(その為、私の話題が長くなってしまい、その後のK先生にはご迷惑をお掛けしてしまいましたが…)、進め方も話題提供者が任せるというもの。確かに主催者が1人で何でもかんでも抱え込んでしまうと、定期的にサークルを開くのも難しくなりそうです。これも参考にしようと思いました。また「発表者ではなく話題提供者と呼んでいる」というanfieldroad先生のお言葉も印象的でした。昔は3人だけで例会を行っていた時期もあったそうですが、それでも毎月欠かさず開催してこられ、活動自体は20年以上に及ぶそうです。もしかしたらSETC&ASTEKが誕生した時には私もまだ生まれていなかったかも?それとSETC&ASTEKで知り合って結婚された方もいらっしゃるとか。私もそんなサークル運営をできればいいなと思いました(笑)

それくらいアットホームで緩やかな心地良い空気が流れているSETC&ASTEKでした。

またサークルとは直接関係はありませんが、埼玉や関東は英語教員による自主的な勉強会や研究会が活発に行われているようで羨ましいと感じたと同時に、自分も地元で頑張ろうとも思います。

そうこうしている間に第1回目のサークルが迫ってきました。次の日曜日の午後にあります。残念ながら部活動の引率や入試業務のため、不参加というお返事もちらほらと頂いているいますが、だからと言ってあまり落ち込むこともなく逆に気負いすぎることもなく、長〜く続けられるサークル活動・運営の足元を固められる第1回目のサークルにできればと思います。

その時の様子などはまたこちらのブログでご紹介しようと思います。それでは。