「太った」という意味の形容詞
年末年始は忘年会や新年会が続いて、お金は湯水の如く出ていくのに体重は…((((;゚Д゚))))
という訳で今回は「太った」という意味のある形容詞(fat, overweight, obese, plump, chubby)の使い分けについて。
fat
- You'll get fat if you don't exercise.「運動をしないと太るよ。」
「太った」という意味の一般的な形容詞。直接的な言い方なので、人に対して使うと失礼。日本語では「デブ」の感じに近いでしょうか。fat の代わりに、large, heavy や、長身なら big が婉曲的で好まれます。
overweight
- He is overweight.「彼は重すぎる。」
こちらも fat を遠回しにした形容詞。overweighted とも。
chubby
- Will chubby babies stay fat?「ぽっちゃりとした子どもは太ったまま(大人になる)か?」
良い意味で「ぽっちゃりした」という意味で赤ちゃんに用いれます。
plump
- She poked her baby's plump tummy.「彼女は赤ちゃんのぽっちゃりしたお腹をつついた。」
こちらも良い意味で「ぽっちゃりとした」という意味ですが、女性や子どもに使われることが多いようです。
stout
- She will marry a stout old man.「彼女はでっぷりした老人と結婚する。」
中高年のでっぷりとした恰幅のいい人には stout を使います。
obese
- Obese children tend to grow up into obese man and women.「肥満児は肥満の大人になる傾向があるという。」
こちらは医学的で「不健康な、病的な」という意味合いが含まれています。
他にも「太った」という意味の形容詞には、 ample, flabby, fleshy, portly などもあります。対義語としては、thin, slender, leanなどがあります。
最初に、fat は直接的なので人に対して使うのは非礼と書きましたが、こんな諺もあります。
Laugh and grow fat.「笑う門には福来たる」
直訳すると「笑いなさい。そうすればふくよかになる。」でしょうか。昔は「太っている = たくさん食べている = 裕福」みたいな考えがあったんですかね。そういえば同じ考え方で今でもアフリカの一部では恰幅のいい女性がモテると聞いたことがあります。