"whether"と"if"の使い分け
旺文社さんが発刊されている英語教員向け雑誌 "Arugument" 2012年秋号の『オーレックスの世界:「今」を伝える英和・和英辞典から Vol.8』に掲載されていたのでログっておきます。聖心女子大学・林龍次郎教授による執筆です。
ifではなく、whetherを使用するのが一般的な場合:
- be動詞の後の位置で補語となる場合。(例)The question is whether the man can be trusted.
- 文の主語となる場合。(例)Whether he told the truth is doubtful.
- 前置詞の目的語として現れる場合。(例)There was some doubt as to whether the decision would be accepted by all.
- questionなどの名詞の直後においてその名詞と同格になる場合。(例)We never had a question whether he could do the job.
1.に関して、『オーレックス英和辞典 Planet Board 95』によれば、ifもwhetherも両方使うと母語話者は、アメリカでは41%、イギリスでは26%いるそう。但し、whetherの方が正式な言い方とのこと。またwhetherを使う時は、or notを共起することが多い。considerやdiscussの動詞の後に用いるのは、ifではなくwhetherが一般的。
またどの場合も、コーパスに少数ながらifが用いられている例もあり、口語ではその傾向がより顕著。