紺珠

手で撫でると記憶が蘇るという紺色の玉

『英語教育、この一冊』

@anfieldroad1先生による企画、「『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない!企画」に参加しています。(@anfieldroad1先生、いつもアレンジメントありがとうございます。)

http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20121001/p1

趣旨は、

「学生時代に読んでおきたい教育学や教科教育法などの分野でオススメの書籍や、教師となってから出会い強く影響を受けた本などをご紹介頂ければと思っています。」

ということですが、オススメなんて大それたことは書けないので、個人的に思い出深い書籍について書こうと思います(^^;

Dörnyei, Z. (2001). Motivational Strategies in the Language Classroom. Cambridge: Cambridge University Press.

初めて読んだ専門書

この本は、教職課程の中の「教科に関する科目」にあたる「英語科教育法A」という講義で教科書として使用していました。確か「教科に関する科目」はこの「英語科教育法A」が初めて履修だったので、且つ私は教育学部などの出身でもないので、本格的に英語教育について学ぶ初めての機会でした。なので新鮮味に溢れていて面白かった記憶があります。

初めて読んだ英語の専門書

初めて読んだ英語の専門書でもあります。ページ数は150とそれほど多くはないですが、当時はとても分厚く思えていました。予習として、毎週指定された章・節を読み、その要約や感想などをまとめて授業に臨んでいました。なかなか大変でしたが、達成感・充実感はありました。

概要

タイトルの通り、教室での動機づけに関する方略が詳しく、具体的に紹介されています。動機づけに関する基礎・基本的な知識の紹介に始まり、動機づけを行う上での環境作り、やる気を起こさせ、それを維持・向上させる方法が、明日からでもすぐに使えるような形で書かれています。面倒臭いのでぜひ手にとって読んで頂きたいのでこれ以上の詳細は書きません。

今久々に手にとって見返していますが、けっこうボロボロになり、けっこう書き込みもあるので、大学時代の色んな記憶が蘇ってきます。

Amazon.co.jpで検索したら在庫切れのようで、中古品も凄い値段で売られていますね(笑)

本書の翻訳版も出版されているようです。

では今日はこのへんで。

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動機づけを高める英語指導ストラテジー35
ゾルタン ドルニェイ Zolt´an D¨ornyei
大修館書店 2005-11

by G-Tools , 2012/09/30